Message

代表(熊沢)からのメッセージ

もともと我々はベンチャーキャピタルで投資を行っていた人間の集まりから出発しました。IPOで大きなキャピタルゲインを得るという既存のVCモデルは魅力はありましたが、リーマンショックで、いわゆる金儲け第一主義の混乱を見せつけられ、投資が社会に及ぼすインパクトは何か、外部の健全さを含めて考慮する新たな投資スキームの必要性を痛感したことから、新しい会社を作ることにしました。そうして2010年に誕生したのが、ソーシャルインパクト・リサーチという会社です。

最初は、インパクトとは何か?インパクトをどう評価測定するのかということを研究し、事業のドメインとしてきました。いわゆるインパクト評価です。NPO、ソーシャルベンチャーのスタートアップ企業100社以上の評価をさせていただいたり、その手法を改良して大手企業のインパクト評価にも多数参画させていただきました。

現在は、インパクト評価からインパクト投資への道を進んできております。
「ソーシャルインパクトに投資をする」という言葉が我々の合言葉であるように、インパクトに投資をすることで世の中をもっとよくすることができると信じています。世界的にもインパクト投資はまだフロンティアの領域ですが、この言葉には不思議な魅力があり、投資家の中にはこの言葉によって、インパクト投資を行ってみたいという気持ちが高まるようです。

ソーシャルインパクトに投資する世界と、ソーシャルインパクトに投資しない世界では何が変わるのでしょうか?ソーシャルインパクトに投資する世界とソーシャルインパクトに投資しない世界の違い、対比は明確です。

ソーシャルインパクトに投資しない世界では、利益の追求が第一になり、社会や環境に悪影響を及ぼしてもおかまいなし、という考え方が蔓延します。一方、ソーシャルインパクトに投資する世界を作りあげることで、お金の出し手は利益だけでなく、社会課題、環境問題の解決に貢献するという利他的な行動に参加することができます。それは、世の中を良くすることにつながり、利益も得られる。その両立こそがインパクト投資で実現する世界です。

3年前に、インパクト投資について聞いたことがある投資家は本当に数少ない状況でした。しかし、今では聞いたことがあるという投資家がほとんどでしょう。それは、ESG投資についても同じです。上場企業の中でもESG投資という言葉はすでに十分に浸透しつつあります。このことは、投資の世界でも急速にソーシャルインパクトが重要になりつつあることの1つの兆候かもしれません。

これまでの私の経験から、インパクトと儲け(投資リターン)の両立は十分に可能だと断言できると思います。ただし、従来の投資よりももっと注意深くなることが求められます。より長期的な視点、より包括的な視点、そしてバックキャストティング的な視点が必要になります。

二律背反的な思考、フレームだけから物事をみても、新しい可能性、イノベーションを生み出すことはできません。その矛盾を解消する「新しい解」を投資を通じて世界に提示するということはすごく価値があることだと感じませんか?

ビジョナリーな投資家、ロナルド、コーエンはこう言っています。
「20世紀のリスク、リターンで投資先を決めていた世界が、21世紀にはリスク、リターン、インパクトの3次元の投資に変わる、と。それが当たり前になるだろう」と。

我々もこの考えに完全に賛同し、「ソーシャルインパクトに投資する」を合言葉に事業を展開していこうと考えております。この考え方にご興味のある方は是非ご連絡ください。一緒に新しいソーシャルインパクト投資の仕組みを作ってゆきましょう。